2022.02.14 | イベント・求人など
職員に聞いてみた~児童発達支援事業で働く保育士編~
つつじでは、幼児期から子どもの特性に合った支援をおこない、将来の自立に向けた力を伸ばしていくことを大切にしています。
また、その目的や方法はどの事業、どの年代でも一貫しておこなえるようにしています。
今回は保育士の資格を持って、全国的にも珍しい中学校卒業後の児童(未就学)を対象とした児童発達支援事業で勤務している2年目の職員に話を聞きました!
QUEST 森 友紀奈さん
●森さんは、大学ではどのようなことを学ばれていたのですか?
小さいときから保育士になりたくて、教育学部のある大学に入りました。児童教育学を専攻して、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭などの資格取得を目指して勉強していました。
●保育園や幼稚園ではなく、障害分野を選ばれた理由は何でしたか?
最初は保育園や幼稚園で働けるといいなと思っていましたが、大学3年生の時に障害児入所施設に実習に行って施設保育士さんに出会ったことがきっかけでした。障害のある子どもにも保育園に通う子どもと同じように音楽や工作など様々な経験の機会を与えられるような保育士になりたい思い、障害分野にも興味を持ち始めました。そんな時に大学の先生が紹介してくださったのがつつじです。発達障害に特化した法人であることを知り、保育実習でも関わることの多かった発達障害児の専門的な支援が勉強できると思い、つつじを選びました。保育園等での実習では、発達障害のある子どもさんが無理して動いている様子もあり、人数の多い環境だからこそ難しい面もあるなと感じていました。障害分野では、その子その子にあった環境でじっくり関わることができることが魅力だと思います。
●森さんは入社してからQUESTで働いていますが、どのような仕事をおこなっているのですか?大まかな1日のスケジュールを教えてください。
8時半に出勤して、その日1日の準備や事務作業を行います。9時半に利用者の方が来られるので、朝礼をして活動が始まります。活動中は作業を行う利用者のアセスメントや指導を行っています。
利用者のスキルやニーズに合わせて課題を準備したり、その利用者用に作り替えたりもしています。例えば時計が読めず、時間を確認する習慣のない利用者の方にはスケジュールを時計のイラストに変更し、チェックしていただくようにしました。また、時計版を使って自宅での時間の過ごし方を教えてもらう時間を作っていると、QUESTでは時計を見て動けるようになり、自宅でも起床時間や就寝時間など時間を意識できるようになりました。
その他、個別面談で定期的に話をお聞きしたり、グループ活動でマナー学習やゲームをおこなったりもします。この写真はグループ活動でババ抜きをしているところです。
ゲーム中も集団での振る舞いをアセスメントする大切な機会です。利用者の方が帰られてからは、1日の記録や課題の作成、面談資料の準備など事務作業を行います。それ以外にも定期的にご家族と面談をおこなって、ご家庭での様子をお聞きしたり、電話や訪問をして利用者の通われている学校と連携をとったりすることもあります。
●QUESTの魅力や凄いところ・大切にしているところを教えてください!
QUESTの児童発達支援は中学校卒業後の児童を対象としています。多機能型事業所として同じフロアで自立訓練や就労移行支援のサービスもおこなっているため、児童発達支援修了後を見越した支援ができることや、修了後に自立訓練や就労移行を利用して就職に繋がった方もいるところがQUESTならではだと思っています。また、スタッフ同士の関係も良く、事業が違ってもしっかりとコミュニケーションが取れていることも魅力に感じています。
●成長できたことやこれから挑戦してみたいことは?
入社したばかりの頃は、福祉や発達障害について、学生時代に全く勉強してこなかったので、分からないことだらけでした。入社後、新人研修もありましたが、初めて聞く言葉ばかり、ついていくことに必死で周りに座る同期の反応を見て焦ることもありました。でも、働きながら先輩職員が丁寧に教えてくださったり、実際に利用者と関わる中で分かってくることもあり、今では焦りや不安よりも“やりがい”として捉えることができるようになったと感じています。また、支援の方法などについて自分なりに考えて動くことも少しずつできるようになってきました。
●仕事とプライベートのバランスはいかがですか
正直今は、感染症の事があり、プライベートで最大限やりたいことができているわけではありませんが、その中でも友達と会ったり、新しく趣味を見つけたりしてしっかりリフレッシュできていると思います。アクティブ・アウトドアな事が好きなので、今はコロナウイルスが収まったら行きたい場所をたくさんピックアップして楽しんでいます。まずはグランピングをしたいですね。
仕事とプライベートのオンオフの切り替えがしやすい職場だと感じています。
●就活生にメッセージやエールがあればお願いします。
コロナ禍での就活は例年と違い、手探りで大変なこともあると思いますが、まずは体に気を付けて頑張ってください。悔いなく最後までやりきれるよう応援しています。
森さんのように保育士の資格を持って、活躍している職員が多くいます!
本人の強みや課題をできるだけ早く見つけ、その子のスピードや目標に合わせた支援をおこなうことで、
一つ一つの成功を積み重ねていくことができます。その姿を私たちも見ることができ、やりがいにつながっています。
社会福祉法人つつじでは、誰もが住みやすい地域づくりを目指して活動しています。
興味のある方は、気軽にご連絡ください。見学も大丈夫です!
082-427-1155 / uing@crocus.ocn.ne.jp(社会福祉法人つつじ ウィング 大森・奥家)
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